ちのコーチのブログ

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外国人(中国人)とのコミュニケーションについて②

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前回は日本企業で働く中国人には下記のようなタイプの方が多いという話をしました。

1. 日本に留学経験がある、または日本のアニメが好きで、日本語話せて親日

2. 欧米企業のガツガツが苦手でゆっくり働きたい。

 または、欧米企業で働けるほどのスキル、経験がないが外資で経験を積みたい。

3. 日本の技術を身につけ、そのうち独立または年収を数倍にして転職したい。

どういうコミュニケーションを取るべきか考えてみたいと思います。

 

前回の話↓

外国人(中国人)とのコミュニケーションについて - ちのコーチのブログ

 

これは中国に限らず、

外国人(特にアジア圏)部下とのコミュニケーションの取り方

の参考になる部分があると思うので、お話しさせてください。

 

前回の記事はこちら↓

外国人(中国人)とのコミュニケーションについて - ちのコーチのブログ

 

2.のタイプは日本企業に馴染みやすい気がします。

大人しめだったり、何を考えているかわかりづらかったりしますが、

コミュニケーションを取り、不満を聞くことで、

比較的長く働いてくれる印象があります。

経験を積んで、または周りの影響を受けてキャリアを考え始める場合もあります。

私の場合は、

本人にとってのベスト

を一緒に考えることにしていました。

これは日本人でも同じだと思います。

会社と従業員の双方にメリットがあるから労働関係にあるわけですし。

 

3.のタイプは製造業などに多いイメージです。

2-3年で技術を習得し、転職・独立をする。

ビジネス上はそれ前提のオペレーションを組むか、

高付加価値なビジネスに変えていく必要があるかもしれません。

個人としては、向上心もあって、日本人に好かれる傾向があると思います。

向上心があって、勉強するので、自分も頑張ろうと刺激を受ける相手かもしれません。

こういう方を引き止めるのは難しいですが、考え方はシンプルなので、

コミュニケーションは取りやすいかもしれません。

 

1.は一番難しいです。

人当たりがよく、日本語を話し、日本人の考え方を理解しているので、

日本人に重宝されやすく、彼/彼女を通して従業員とコミュニケーションを

取ることが増えると、彼/彼女が力を持ち始めます。

コミュニケーションは取りやすいので不自由はないと思いますが、

彼/彼女に頼りすぎていないか、注意が必要です。

 

一番簡単な対策は他にも英語や日本語を話せる人材を採用し、

コミュニケーションのルートを増やし、チェックできるようにすることですね。

日本語への翻訳もちょっとした表現で伝わり方が変わりますし、

情報があること自体、権力になってしまいます。

 

とはいえ、人として悪い人もあまりいない印象で、彼/彼女が悪いというわけではなく、

そういう環境を作らないようにすることが大事

なのかなと思います。

 

結局、外国人とのコミュニケーションというより、

中国人部下のマネジメントになってしまいました。

次回はもうちょっとコミュニケーションについて話したいと思います。