ちのコーチのブログ

コーチングを中心にキャリアや日本酒、外国人とのコミュニケーションなどについて

習慣について③(七つの習慣)

前回、七つの習慣のうち第一の習慣、

主体的に生きる

について書きました。

 

まさか第二の習慣について書くつもりはなかったのですが、

4-5年前に読んだ時の感想、

当たり前のことをさらっと書いてる本

というところはほぼ変わりませんが、

さらっと読んではいけない。

よく噛んで、味わって、味がなくなるまで噛んでから飲み干す本

だと認識を改めました。

 

やや宗教がかったと言えないこともない印象

はキレイに捨て去り、ぜひ読んでほしい本です。

 

さて、第二の習慣は、

終わりを描くことから始まる

です。

 

お恥ずかしながら最初の印象は、

「そりゃそうだ。仕事も成果物や目的から考えるし」

というものでした。。

まあそれはそれで間違っていないのですが笑

 

本では私のような短絡的な人でもわかるように、

家を建てるときに設計図を作る、そのあと実際に作る。全てのものは2回作られる。

という説明もありました。

あ、全然自分足りてない

と気づけました。ありがとうございます、作者様。

 

人生を生きる上ではまず、

自分の人生を歩むこと=主体的に生きること

が大事で、その上で、

人生の脚本を自分で作りなさい=終わりを描くことから始める(設計図を作りなさい)

ことが大事だということです。

 

んー、一瞬でもわかった気になった自分が恥ずかしくてしょうがないです。。

 

さらっと書かれてますけど、

結構重要で、結構難しいこと

ですよね。

本では

自分の葬儀で家族、友人、職場、コミュニティから

それぞれどのように言われたいか

を考えるところからスタートしようとあります。

なかなか難易度高めなスタートです笑

人生の終わりを思い描くところから始めろということですね。

管理部門のキャリアに思うこと⑥

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少し間が空いてしまいましたが、

転職活動中や内定後の過ごし方について触れたいと思います。

 

まず、転職活動中ですが、当たり前ですが、

現職のモチベーションがだだ下がります笑

周りがモチベーション低下を察して、

→ますます仕事が上手く回らない

→ますます現職がイヤになり転職したくなる

という負のスパイラルが発生することがあります。

しかもだいたい、

隣の芝生は青く見える

ものですし。

 

もちろん、転職活動している以上、現職に不満があるのは当然のことです。

ただ、業種や業界にもよりますが、

世間は意外に狭かったり、

現職(前職)での評判を確認する会社もあったりと、

キレイに辞める方が望ましいです。

もちろん、ブラックですぐに辞めないと体調がとか、そういう場合はご自身の体を大事にしていただきたいですが。

 

私の場合は転職活動やエージェントとの会話で、

目標に対して自分が足りない部分は何か

を確認し、

それが現職で多少得られるなら、得る努力をする

ことを意識していたので、あまり変なスパイラルに入ることもなかったです。

ひとつ、よかったら参考にしてみてください。

 

ちなみに公に転職活動していない場合ですが、

(大抵このカテゴリーですよね)

結構会社や部署によりますが、

敏感な方っていらっしゃいます笑

普段と服が違うとか、

帰るのがいつもより早いとか笑

ほっとくのが一番です笑

冗談っぽく、

「実は転職活動中なんですよ」

というのも手です。

若干諸刃の剣感がありますが。。

 

あと過去記事でも書きましたが、

現職で環境を変える努力をすること

も重要です。

転職って色々大変ですし、手間なので、

社内転職でキャリアに必要なものが手に入るなら、そのほうがいいかもしれません。

習慣について②(七つの習慣)

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「七つの習慣」

を縁あって読み直しています。

個人的に興味深いと思ったことをお伝えしたいと思います。

 

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、七つの習慣は文字通り、

「7個の習慣」から成り立っています。

 

ちなみに第一の習慣は、

「主体的である」

という習慣です。

 

何年も前に読んだことがあって、その時の私はきっと

「そりゃそうだよね。みんなそうじゃないの?」

とあまり引っかかることなく流してしまいまして。

 

ただ、知り合いの方の感想をお聞きすると、

「自分に自信が持てず、主体的になかなかなれない」

という方もいらっしゃったりと、

そんな簡単な話でもないのだと思い直しました。

 

なんとなくですが、

「自分を主体的だ」

と思っている方は、

「自分の人生に責任を持つ」

「ポジティブでありたい」

みたいな方が多いように感じました。

 

自信をの持てない方は、

「他人にどう思われるかが気になる」

と話されてました。

 

また、わかったつもりになっていた私もまだまだでして、

「(外界からの)刺激に対する反応は選択できる」

という話を深く理解していなかったことに気づき、

反応を選択することを時々意識的に行っています。

(本では夜と霧の作者の話が出てきます)

 

やってみて思うのは

(私がまだまだ未熟だからだと思いますが)

「反応はコントロールできないけど、その刺激(出来事)の意味は選択できる」

ということです。

この発見はなかなかおもしろかったです。

 

例えば、ホントにささいなことですが、

「仕事で会議が長引き、ランチを食べるのが遅くなり、お腹が空いた」

とします。

出来事そのものは変わりませんが、それをどう捉えるか、意味付けるかは選択できます。

「予定通り終わらない会議の主催者に腹が立つ」

かもしれませんし、

「あの人の話が長くて、嫌になっちゃう」

かもしれません。

 

でも例えば、

「お腹減った分、ご飯が美味しく食べれるなー」

とか

「この時間なら、いつも混んでるお店も空いてるかも」

と思う人もいるかもしれません。

 

または、

急に歯が痛くなってつらい時に、

「あー、なんて痛いんだ。ゔうう」

と思った後に

日頃の健康ってなんて尊いんだろう

と日常に感謝してみるとか。

(昨日の私です笑)

 

そうやって意味付ける選択の自由がある。

つまり、

「起こる出来事が変えられない時でも、自分がどう受け止めるかは選択できる」

ということですね。

こども食堂

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今回はキャリアや仕事の話でなく、

ボランティアほぼ未経験、能力なし、なんならちょっとした苦手意識すらある私

月に1回参加している、こども食堂の話をしようと思います。

とは言え、まだ数回参加した程度で語れるほどの何かはないのですが、迷っている方の参考になればと。

 

きっかけは、元々こどもの教育や生活など生まれながらの不平等みたいなものに何かできないかと思っていたところ、

勤務先の社長がこども食堂の手伝いをしていることで、そこで参加してみたかったのですが、場所的に遠くて、自分で探すことにしました。

自宅付近で探すも、いいなと思えるところがなかなか見つからず。。

と言うときに、実家のそばで見つけました!

実家なら月に1回くらい帰るしちょうどいいかなと。

 

そこで、連絡先にメールして、一度オンラインの集合研修みたいなものを受けて、実際に参加しました。

調理と遊びの手伝いがありましたが、

調理は人が十分いて私自身あまり得意でないので、

遊び担当をやらせていただきました。

 

最初は知識も経験もない自分が役に立てるかどうかと思い、

「なんでもやるので指示してください」

という姿勢でしたが、

そのうち、皆さん場面場面でその場で考えて工夫していることに気づき、

「自分なりに思ったことを提案してみる」

姿勢に変えました。

その方がスムーズにいったので、今でもそうしています。

それが正解かわかりませんが笑

 

子どもが遊ぶ環境を作って、遊んでくれるのを見てると、普段は味わえないなんとも言えない気持ちを感じました。

うまく言えないのですが、

「のどかでゆっくりした時間が流れていて、自分がなんとなく微笑んでいる」

そんな感じでした。

話しかけてくる子どもの話も

基本、想像の斜め上な話でおもしろいですしね。

 

こども食堂で発揮できる能力などほぼない私でも、なんらか役に立てるのだから、

もし皆さんがやりたいけどちょっと躊躇しているとしたら、一歩踏み出してみたらきっと色々やれることはあると思います。

 

活動内容に納得もできたので、少しばかりですが寄附もしました。

 

今後も続けていこうと思っています。

大企業と中小企業の3つの違い③

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第1回で、大企業とスタートアップでは、次の3つの違いがあるとお話しました。

 

1.内部統制

2.仕事の仕方、求められる能力

3.人材や採用について

 

今日は3についてのお話をしたいと思います。

 

過去の記事はこちら↓

 

3.人材や採用について

 

ここではスタートアップにいる人材やそこでの採用についてお話します。

 

まず、どんな人材が多いかですが、

これは業種や役員陣のタイプ等でさまざまです。

 

ただ、前回お伝えした、

「自走する人材」

はスタートアップは大企業に比べ多い気がします。

受け身な人材は評価されにくいし、いづらくなってくるというのもあります。

 

大企業で活躍できる条件

規模の小さい会社で活躍できる条件

には少し違いがあり、

仕事の仕方や考え方が違うので注意が必要です。

 

ただ、

「大企業での経験、整った仕組みやシステムは引き出しになる」

という利点があります。

この引き出しには何度か助けられた記憶があります。

こういうの前の会社でどうやってました?

とは何度も聞かれました。

 

特に一からいろんなものを作っていくときに、そういうイメージは時間短縮や品質担保にもなります。

その引き出しの中身を持ち寄って、

「うちに馴染むのはこういうのかな」

と考えながらシステムや仕組みを入れると、

やっぱり効率的です。

社歴が短いということを逆手にとって、そうやって貢献できると、皆さんが思っていらっしゃる以上に評価されやすいと思います。

部門の垣根も大企業より低いので、問題を見つけて解決したい方は、問題はゴロゴロ転がっているので、やりがいあると思います。

 

あと事業側には個人事業主みたいな従業員も比較的多い気がします。

つまり、

自分で案件を引っ張ってきて、自社のリソースを使い、スキームを作り、それを新規事業にする。

 

なかなか、大企業ではいないタイプですよね。

こういう人はビジネスを作る非常に優秀な方である一方、頻繁にコミュニケーションを取らないと情報が得られず、情報共有の優先順位が低い印象があります。

個人事業主=社長のマインドなんで、しょうがないかもしれませんが。。

 

ということで、3つの違いについてご紹介してきました。

他にも色んな違いがありますが、大企業から転職する目線で気になる部分について、ある程度イメージできましたら幸いです。

コーチング受けた話(失敗談)

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今日は尊敬するコーチのコーチングを受けた話を共有したいと思います。

期待値が大き過ぎて、コーチに自分の考えを整理してまとめてくれないかなと甘えてしまい、

コーチングを受ける姿勢に問題があり、あまり効果が得られなかったという恥ずかしい話です。。

 

コーチもコーチング受けるんだって思う方もいるかもしれないですが、

受けます笑

自分の解釈が偏らないように。

他のコーチのコーチング受けて、いいところを学んで、自分もより良いコーチングをできるように。

 

そして、これは失敗談なんですが、

「これから半年から一年の過ごし方を相談したい」

と尋ねたところ、

「コーチに依存してる」

と鋭く突っ込まれてしまいました笑

 

コーチングの難しいところでもあるのですが、

「クライアント(受ける側)もコーチをうまく使って、目標達成しよう、結果を出そう」

という気持ちが必要なんですよね。

 

私がもっとこのテーマについて考えていると、

もう少し悩みって具体的になるのですが、

そこを端折ってしまい、コーチに甘えてしまった。

いわゆる、

コーチへの依存

ですね。

 

あと、フィードバックの中で、

「いくつかの局面で、「べき」って言葉を使ったのが気になった」

と言われて、それは自分の考えを振り返るための参考になりました。

なぜ、自分は「べき」と言う言葉を使ったのか。

考えてみると、いくつか思い当たる節はありまして。

 

ここで重要なのは、

(今回唯一まともな対応できたこと)

フィードバックを素直に受け止めることです。

どこかで、

「そんなこと思ってない」

「コーチはわかってない」

「コーチによく思われたい」

そんな気持ちが出てきてしまうことがあります。

 

実際そうなのかもしれないですが、

少なくともコーチはそう感じたわけで、

その事実を一回受け止める。

そういうのが大事かなと。

 

そんなフィードバックから、

自分では絶対気づかないことを気づかせてくれる、コーチングってすごいな

と改めてコーチングの偉大さを感じました。

 

もちろん、それを聞いて

具体的な行動に移さないとダメ

なんで、大変なんですけどね笑

大企業とスタートアップの3つの違い②

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前回、大企業とスタートアップでは、例えば、次の3つの違いがあるとお話しました。

 

1.内部統制

2.仕事の仕方、求められる能力

3.人材や採用について

 

今日は2についてのお話をしたいと思います。

 

2.仕事の仕方、求められる能力

 

これは求職者の方からすると、気になる方も多いかもしれません。

 

まず、スタートアップでは、

指示待ちの人材は嫌われ、

自走する人材が好まれます。

 

会社側に指示する余裕がないのもありますが、

社員に占める1人の割合が大きく、

一人一人が裁量を持って仕事をしないと業務が進まないからです。

 

また業務の内容にもよりますが、

100点満点より、70点を量産する方が好まれます。

大抵の場合、後者の方が会社へのインパクトが大きいですよね。

真面目な方ほど70点で済ませるのは難しいかもしれません。

大企業では求められないかもしれません。

そういうマインドに切り替えて、周りの仕事の仕方をみて、調整していけばいいのかなと思います。

 

とはいえ、中小企業でも歴史が長く、

従業員の定着率が高いと大企業以上に業務変革が大変だったり、

重箱の隅を突かれたり、

前例がどうとか、

そういうのもあります。

 

この記事を読まれる方がスタートアップ寄りだとすると、

やはり自走する人材である方が評価されやすいと思います。

私も入社して大体最初の1週間目にすることは、

「辞書登録」

「なるべく多くの人と話すこと」(役職あるほど、時間とってくれることが多い)

「共有フォルダ等の中身をひたすら調べ、会社やビジネス、部署の特徴の把握」

あたりです。

 

もちろん、業務や研修等あれば、それをやるのが一番です。

何もないときにボーッとするより、できることをやる方が、

周りもがんばってると思うし、

自分のメンタル的にもいい気がします。

実務的にもある程度イメージや仮説を持って話したほうが理解もしやすいし、

相手も話を聞いてくれやすいですし、

過去の経緯等はこのタイミングで調べておくの悪くないと思います。

 

もう一つは役職なしや若い年齢で転職してきた場合を除き、

「即戦力、プロとして扱われる」

ということも意識した方が良いかと思います。

つまり、

「わからないことは社内、顧問契約先または自分のリソース等で調べ、

 物事を前に進める力が求められる」

ということです。

結果はその次でまずそういう姿勢が大事だと思います。

 

あとは、

先に小さな結果を出しておくと、仕事はとてもスムーズに進みます。

90日以内に小さな成果を出しながら、大きな成果の種まきをするイメージです。

そうすることで同僚やスタッフから一目置かれるようになります。

ポイントはホントに小さな成果で良いことです。

大したものである必要はありません。

 

これは大企業でも変わりませんが、中途入社で役職あると、

「この人、どれだけできるのだろう?」

と思われますし、できないと思われると情報も入らず、ますます状況は悪くなります。

それには結果が一番手っ取り早いです。

「まだ入社間もないので、長い目でみて欲しい」

という人が活躍するのをあまりあまり見た事もないです。

そう気持ちを切り替えるだけで、実際に行動に移せなくても、周りの印象も確実に変わると思います。

私もそういう考え方で仕事をできるようになったのは30代半ばになってからですが。。

これはスタートアップだけでなく、外資もそうだと思います。

 

次回はスタートアップの人材や採用についてお話します。